ホーリーランド

引きこもり作品を紹介していますが、『お兄ちゃんのハナビ』に関しては実話として作られた作品ではあるが、こういった作品の主人公というものはほとんどが引きこもりから改善して成長していく物語を描いている。当然であるが、そのまま引きこもっている話なんて見てもつまらないのは明白だ。

メディア作品は、その作品の知名度が上がるたびに影響力は増していくものである。身近なもので、一躍人気作になれば全国でその作品に関連しての何かがはやる。

例としてあげるならば、週間少年ジャンプ作品がヒットすることなど意外と分かりやすいと思う。

筆者の世代では『ヒカルの碁』という作品がヒットしたことで、小中高生の間で今まで中高年世代しかやらないような競技だった囲碁が世間的にはやり始めた。また、『テニスの王子様』がヒットすれば、元々人気競技だったテニスがさらに過熱していくことにもなる。

そんな中で、いくつかの漫画作品でもコミックに留まらず、ドラマや映画になって一躍その知名度を上げた作品もあるので、いくつか紹介していこう。

概要

まず始めに紹介するのが『ホーリーランド』という作品である。漫画家、森恒二先生は描いた同作品は白泉社から刊行されている雑誌『ヤングアニマル』で2000年20号から2008年11号まで連載され、全182話で完結した作品である。

作品は不良たちによる路上での県下と格闘技を題材にした作品であり、引きこもりがちな主人公がそんな世界にひょんなことから足を踏み入れてしまい、そこから成長していく話となっている。作品の随所にドキュメンタリー朝のナレーションが入っており、これは作者である森先生が実際に体験した喧嘩との差異を基にしているのと、一般的な格闘技のセオリーを併せて語られている。時には作者自身の人生観を語る場面もあるので、メッセージ性としては非常に説得力がある。

実は作者自身が格闘技に精通していることもあり、実際の体格もプロの格闘家と比べても見劣りしないほどだといわれている。

作者によると、ナレーションを作品に挟んだのは自身の漫画家としての実力不足を補うための手法であったと述べられており、作中のキャラの台詞で説明するという技法ができなかったので、この方法を取り入れたという。個人的に言わせて貰えば、それも独創性に飛んだ作風として考えればアイディア溢れるものだと思うので、問題ないと思う。逆にNGであれば編集が没として答えを出すだろうに、それがなかったということは手法として考えたら非常にユニークなものだったと見られていたのではないだろうか、と筆者は思う。

ものづくりに関しては確かに基本的な作品作りに必要な基礎があるだろうが、人それぞれ造るときのやり方は個性が出てくるものだ。それを以下に人に表現できるかによって、作り手としての技量が問われるものだ。

そう考えれば、森先生のナレーションというものは本人の体験記を盛り込んだことで、より物語に深みを持たせることができた、と受け取れる。

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あらすじ

ではここでホーリーランドに関してのあらすじを述べていこう

主人公である高校生の神代ユウは、家にも学校にも自身の場所を見つけられずに夜の街をさまよっていた。華奢な外見で、ひ弱ないじめられっこであったユウだが、あるときにボクシングの構えである『ワン・ツー』を修得する。それを人知れず訓練し続け、数ヶ月経った頃に、夜の街で自分に絡んできた不良たちをその構えだけで倒してしまう。実戦を繰り返していくユウは次第にヤンキー狩りと呼ばれるまでに、恐れられるようになる。通り名に惹かれるように、腕に覚えのある不良や核投下などがユウに勝負を挑むようになり、ユウ本人だけでなく、彼の回りにいた友人や仲間達も巻き込んでいくことになるのだった。

繰り返される強敵たちとの戦いの中で、ユウは実力をめきめきと伸ばしていき、その強さを称えるように、いつしか彼は夜の街のカリスマ的存在にまで成りあがる。

そしてユウはその実力を持ってボクサーとしてプロデビューする寸前、夜の街でには依存性の強い脱法ドラッグが蔓延し始める。町は売人と化した不良たちによって次第に荒らされる様になり、ユウの周囲の人々も脱法ドラッグの餌食となっていく。ユウと仲間達は脱法ドラッグを流通させているものたちと対立し、最後の戦いに挑むのであった。

作者について

左記の項でも説明したとおり、幼少時から体格に恵まれていた森先生は、親の勧めもあり野球を打ち込み、所属していたチームは全国大会で優勝までしたこともある。一見すると典型的なスポーツ少年のように見えるが本人曰く、野球自体にそれほど思い入れはなく、家で絵を描いたりすることの方が楽しかったと述べている。

漫画家を志すようになったのは中学一年からで、その後入学した高校ではヨーロッパにおいて知る人はいない人気作『ベルセルク』の作者である三浦建太郎さんと友人になっている。

三浦先生の両親がデザイナーということもあり、三浦先生の家でともに漫画を描くようにまでなった。その頃から、森先生は両親との不和の影響もあり、夜の街をふらふらと出歩くようになり、作中での体験の基となった喧嘩を繰り広げていた。大学入学後は、グローブから手の同好会に入部し、漫画の投稿も続けていたが、賞も獲得するなどの動きはあったものの、掲載にまでは至らなかったという。そんな森先生に追い討ちをかけるように、ある編集からは作画だけ書いていればいいという心無い一言により、スランプに陥ってしまい、荒れた生活を続けていた。三浦先生が先にデビューしたとき、森先生の助言がきっかけだったのだが、本人からすれば自身の進まない生活を照らし合わせてしまい、複雑な心境だったという。

大学卒業後はデザイナーとして活動していたが、25歳の時に取材で訪れていた鈴鹿サーキットで遭遇した大事故がきっかけとなり、再び漫画家を目指すことになったと語っている。

ホーリーランドのドラマ撮影現場では、原作者としての立場としては当然だが、自身が主演の石垣佑磨さんらにアクション指導をするなど、演者たちから尊敬の念を持たれていたという。

登場人物

自分に居場所がない少年達の葛藤を描いた同作品は、人気を呼び漫画だけでなく、ドラマとして実写かもされるようになった。それは日本だけに留まらず、昨年2012年には韓国でもドラマ化して話題をさらっている。

そんなホーリーランドの登場人物を紹介していこう。

晃陽高校

  • 神代 ユウ 本作の主人公。
    ドラマキャスト-石垣佑磨
  • 金田 シンイチ(かねだ シンイチ)
    ドラマキャスト-青山草太
  • 伊沢 マイ(いざわ マイ)
    ドラマキャスト-水谷妃里
  • 中村(なかむら)
  • 山崎 一馬(やまざき かずま)
  • 佐野 メグミ(さの メグミ)
  • ヨシアキ

伊沢マサキとその周辺

  • 伊沢 マサキ(いざわ マサキ)
    この作品におけるもう1人の主人公。

ドラマキャスト-徳山秀典

  • ノボル
  • ワタル
  • 下山(しもやま)
    ドラマキャスト-榊英雄
  • 渡辺(わたなべ)

代沢高校(サワコー)

  • 緑川 ショウゴ(みどりかわ ショウゴ)
    ドラマキャスト-鈴木信二
  • 土屋(つちや)
    ドラマキャスト-梅宮哲
  • 八木(やぎ)
    ドラマキャスト-渡来敏之
  • 加藤(かとう)
    ドラマキャスト-弓削智久
  • 世田谷商業(セタショー)
  • 吉井(よしい)
    ドラマキャスト-三元雅芸
  • 岩戸(いわど)
    ドラマキャスト-植木紀世彦
  • タカ
    ドラマキャスト-宮田大三
  • ケンジ
  • 田辺(たなべ)
  • 猪方兄弟(いのがたきょうだい)
  • 川本(かわもと)

格闘家

  • 小原 ヨシト(おはら ヨシト)
  • 長田(おさだ)

ボクサー

  • 一正(かずまさ)

「トゥルー」密売グループ

  • ドラッグキング

製作スタッフ

  • 総監督 - 金子修介
  • 監督 - 金子修介・山口晃二・村上秀晃・西山太郎・佐藤太
  • 脚本 - 黒田洋介
  • 音楽 - 蓜島邦明
  • 主題歌 - 「自分のこころ」POSCOIZM
  • 録音 - 土屋和之(第1話から最終話まで全て担当)

パッケージソフト

  • DVD 第1巻(1 - 2話)  2005/07/22発売 BCBJ-2179
  • DVD 第2巻(3 - 4話)  2005/08/26発売 BCBJ-2180
  • DVD 第3巻(5 - 6話)  2005/09/23発売 BCBJ-2181
  • DVD 第4巻(7 - 8話)  2005/10/28発売 BCBJ-2182
  • DVD 第5巻(9 - 10話) 2005/11/25発売 BCBJ-2273
  • DVD 第6巻(11 - 13話) 2005/12/23発売 BCBJ-2274
  • 発売・販売元:バンダイビジュアル株式会社

韓国テレビドラマ版

韓国の映画専門CS局、スーパーアクションが制作し、2012年4月28日から翌5月19日まで、毎週土曜日の23:00より全4回に渡り放送した。

キャスト

  • カンウ役: ドンホ
  • サンホ役: ソンウン
  • テシク役: フン
  • サンミ役: チュ・ダヨン

花火しようぜ